✅ はじめに
クラウドワークスやランサーズなどで映像を依頼する際、 「ちゃんと伝えたつもりなのに、イメージと違った……」 そんな経験はありませんか？
実はその原因、依頼時の情報が足りていなかっただけかもしれません。
この記事では、動画クリエイターが「事前に知りたい」と感じる代表的な項目をリスト形式でご紹介します。 依頼内容を明確に伝えることで、クリエイターとのすれ違いを防ぎ、満足度の高い映像に近づけるはずです。
✅ 早見表：動画制作者が事前に知りたい項目一覧
| 項目名 | 内容 | 理由（なぜ知りたい？） |
|---|---|---|
| 映像の目的 | 何のために作るのか | 構成・演出を設計する軸になる |
| 使用場所 | SNS？展示会？営業資料？ | 尺・サイズ・比率が変わるため |
| 納期 | 完成希望日 | 制作スケジュールを逆算するため |
| 予算感 | おおよその上限 | 提案できる構成・内容が変わる |
| ナレーションの有無 | 自前？AI？不要？ | 撮影・編集の構成に影響するため |
| BGM・SEの希望 | 指定あり／雰囲気で選定 | 世界観づくりに直結するため |
| 参考動画 | できれば3本まで | イメージの共有精度が一気に上がる |
| 素材の有無 | ロゴ・写真・動画など | 提供の有無で作業範囲が変わる |
✅ なぜここまで情報が必要なのか？
クリエイターは「表現のプロ」であっても、あなたの頭の中までは読めません。
たとえば「かっこいい感じでお願いします」と言われても、
- スタイリッシュなのか
- テンポが速いのか
- 音楽が印象的なのか
人によって想像する「かっこよさ」はまったく違います。
💡 だからこそ、「目的」「ターゲット」「使用場所」といった判断の土台になる情報を事前に渡してもらえると、 クリエイターは安心して良い提案ができるのです。
✅ 情報が少ないと、どうなる？
- 「最初の構成案と違う」と言われて修正が増える
- イメージとズレたまま完成してしまう
- お互いに疲弊してしまう（納期やモチベーションの低下）
せっかく時間とお金をかけて映像を依頼するなら、 スタートの時点で“お互いのズレ”はできる限りなくしておきたいですよね。
✅ 実は、全部を完璧に伝える必要はない
ここまで読むと「そんなにたくさん決めておかないといけないの？」と不安になるかもしれません。
でも安心してください。 全部を完璧に用意しなくても大丈夫です。
むしろ、「まだ決まっていないこと」「迷っていること」も、最初に伝えておくことで、 クリエイターのほうでアドバイスや代替案を提案しやすくなります。
✅ まとめ
動画制作を依頼するときに、 ・何を伝えるべきか？ ・どんな情報があると助かるのか？
この視点を知っているだけで、 やり取りがスムーズになり、イメージ通りの映像に仕上がりやすくなります。
伝え方に悩んだときは、この記事の「早見表」をそのままコピーして使ってみてください。
✅ クロージングメッセージ
私は、映像を制作する立場として、毎回あらためて感じていることがあります。
それは「伝え方ひとつで、仕上がりも、満足度も、大きく変わる」ということです。
どんなご依頼であっても、丁寧に想いを汲み取りながら、
“伝わる映像”を一緒につくっていけたら嬉しいです。
次回は【第3回】「依頼の質が映像の質を変える。失敗しない伝え方ガイド」をお届けします。
