【第4回】見積もりを取る前に知っておきたい『費用の考え方』

はじめに

「映像制作って、いくらくらいかかるんだろう?」
「見積もりをもらっても、高いのか安いのか判断がつかない……」

そんな疑問や不安を感じたことはありませんか?

映像制作の費用は、使う機材や人員、編集内容によって大きく変わります。
でも、発注側が「どういう目的で、誰に届けたいのか」を整理しておくことで、無駄のない見積もりにつながります。

この記事では、はじめて映像を依頼する方のために、費用の考え方や見積もりの見極めポイントをお伝えします。

費用=制作物の“中身”で決まる

制作費は、単純な「映像の長さ」や「動画1本いくら」では決まりません。
実際には、次のような項目が関係します。

📘費用に影響する主な要素

  • 撮影の有無(ロケあり・スタジオ撮影・インタビュー撮影など)
  • 撮影機材のグレード(シネマカメラ or 一眼レフ or iPhone など)
  • 編集工数(モーショングラフィックスやアニメーションの有無)
  • 使用する素材(BGM・イラスト・AIナレーションなど)
  • ナレーション・テロップ・翻訳などの追加作業

💡用途と目的に応じて、必要な工程は変わります。


「高いか安いか」よりも「納得感」

相場感がわからないうちは、どうしても「価格」だけを見てしまいがちですが、
重要なのは「何にどれだけ手間がかかっているか」を知ること。

📘チェックすべき3つの視点

  1. 何にどれだけ工数がかかっているか(撮影・編集・素材準備など)
  2. 自分たちにとって、その映像がどれだけ価値を生むか
  3. 複数社比較する場合は、「比較軸」を統一する(納期・編集の自由度など)

予算の伝え方のコツ

「予算が少ないから、言い出しづらい……」と感じる方も多いですが、
ざっくりでも構いませんので、最初に希望の金額レンジを伝えるのがおすすめです。

💡予算を伝えることで、制作側も「できること・できないこと」を整理しやすくなります。

たとえば、

  • ご予算が限られている場合は、スライド+BGMなどシンプルな構成でご提案可能です
  • 撮影込みや演出重視の構成をご希望の場合は、必要に応じたプランをご提案いたします

目的に合わせて、最適なプランを一緒に考えられたらと思います。


クロージングメッセージ

私は、まだ映像制作のキャリアは浅いですが、
実際にヒアリングを重ねながら「伝える手段とコストは密接に関係している」ことを日々感じています。

これから映像を依頼したいと考えている方にとって、
このブログが少しでも“考えを整理するヒント”になれば嬉しいです。

次回は【第5回】「完成までのスケジュール。納期から逆算する進め方とは?」をお届けします。

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