【第5回】完成までのスケジュール。納期から逆算する進め方とは?

✅ はじめに

「動画を○月○日までに公開したいけど、いつまでに依頼すれば間に合うの?」

映像制作を依頼する際、意外と見落とされがちなのが“スケジュール”の考え方です。

今回は、納期から逆算して考える進め方について、初心者の方にもわかりやすく解説します。


✅ 映像制作の流れ(ざっくり)

映像制作の進行は以下のようなステップが基本です。

工程内容所要期間(目安)
ヒアリング・打ち合わせ目的・構成・イメージの確認1〜2日〜1週間
構成案・台本作成ナレーションや構成の提案3〜5営業日程度
素材準備写真・動画・ロゴなどの提供案件による
編集作業仮編集 → 修正 → 完成1〜2週間(修正回数により変動)
納品データ形式の指定・納品方法の確認1日

👉たとえば「1ヶ月後に公開したい」場合は、遅くとも3週間前には依頼スタートしておくのが安心です。


✅ スケジュール共有で注意したいこと

💡以下の情報は、最初の打ち合わせ段階で伝えておくとスムーズです。

  • 希望する公開日(納期)
  • 社内での確認・承認にかかる日数(あれば)
  • 修正の回数や期限の希望(◯回まで、◯日以内になど)

📘具体例

「3月10日にYouTubeで公開したいです。社内確認に3日必要なので、3月5日には仮編集が欲しいです。」

このように伝えることで、制作者側も逆算しやすく、納期遅れのリスクが減ります。


✅ 修正が発生する前提で考える

「一発で完璧な仕上がり」はまれなケースです。

特に初めてのやり取りでは、お互いのイメージをすり合わせるためにも1〜2回の修正期間は見込んでおくのが安心です。

🔁 編集 → 確認 → 修正 → 確認 → 完成

納期ギリギリに初稿が届くと焦るので、公開日から最低でも1週間前に仮編集納品があると安心です。


✅ 映像制作ならではの落とし穴

  • ナレーションやテロップに「社名」「商品名」など固有名詞があると、確認に時間がかかる
  • 写真や動画素材が後から送られてくると、編集の再調整が必要になる
  • 社内で「動画が見られる環境」が整っていないと、確認の時間が想定以上にかかる

📌これらも事前に共有&調整しておくと、スムーズに進行できます。


✅ まとめ

  • スケジュールは“納期から逆算”して、余裕を持った進行を意識しましょう。
  • 初稿納品は「公開予定の1週間前」が安心ライン。
  • 修正前提で、確認・対応の時間も含めてスケジュールを組みましょう。

✅ クロージングメッセージ

私はまだ映像制作のキャリアは浅いですが、
実際にヒアリングを重ねながら「伝える手段とコストは密接に関係している」ことを日々感じています。

これから映像を依頼したいと考えている方にとって、
このブログが少しでも“映像発注の考え方”を整理するヒントになれば嬉しいです。

次回は【第6回】「制作後の活用。動画を“使いこなす”ためにできること」をお届けします。

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