✅ はじめに
映像編集を始めてから、「音の正確な判断ができるヘッドホンが欲しい」と思うようになりました。 BGM・効果音・ナレーション、それぞれをバランスよく整えるには、信頼できるモニターヘッドホンが必要です。
正直に言うと、私は最初「モニターヘッドホン」という存在を知りませんでした。 普段使っていたのは、ノイズキャンセリングに優れたSONYのWH-1000XM5。 大谷翔平選手も使っているという話を聞き、見た目も性能も満足して使っていました。
ですが、映像編集を本格的に始める中で、「このヘッドホンで編集していて本当に大丈夫か?」と違和感を覚えるように。 特にナレーションの処理や音の微調整で、「正しく聴けていない」感覚がありました。
それがきっかけで、「編集にはモニターヘッドホンが必要」という情報を見つけ、選び直しの旅が始まりました。
この記事では、私が実際に比較検討し、最終的にSONY MDR-7506を選んだ理由をまとめています。 同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
✅ 比較した主なモニターヘッドホン一覧
製品名 | 特徴 | 価格帯(参考) |
---|---|---|
YAMAHA HPH-MT5 | フラットでクセがない音。装着感も安定 | 約10,000円 |
audio-technica M40x | 音域バランスに優れるが、やや低音が強調されがち | 約10,000円 |
AKG K240 Studio | 音場が広いが、開放型で音漏れあり | 約9,000円 |
SONY MDR-7506 | 長年の定番、音の分離が良い | 約11,000円 |
✅ SONY MDR-7506を選んだ理由
🎧 1. 現場でも信頼されている定番モデル 世界中の制作・放送現場で使われ続けてきた安心感があります。 レビューや紹介を見ても「プロの現場ではMDR-7506を使っている人が多い」と知り、素直にその実績に惹かれました。
🎧 2. 解像度が高く、音の輪郭が明瞭 ナレーション・BGM・効果音の細部までしっかり聞き分けられるのが大きな魅力。 “音の空気感”まで拾える印象があり、初めて使ったとき「聞こえる情報量が違う」と感じました。
🎧 3. 長時間でも疲れにくい装着感 軽量かつソフトなイヤーパッド。 1〜2時間連続で作業しても、耳の痛みや圧迫感はほとんど感じませんでした。
🎧 4. 折りたたみ式で持ち運びやすい 収納ポーチも付属しており、外作業やカフェ作業にも便利。 在宅編集でも、すぐしまえるのが地味に助かります。


✅ 使用して感じた注意点
- 密閉型なので、夏場は蒸れやすい(長時間使用時はこまめに外すのが◎)
- ケーブルがやや長めなので、デスク周りでは束ねた方が快適
- リスニング用途には向かない(音楽を”楽しむ”ためのチューニングではない)
✅ 私がこのヘッドホンを選んだ、最後の決め手
数ある候補の中からSONY MDR-7506を選んだ最終的な理由は、 「プロの方々に長年使用されているモデル」という信頼性でした。
このヘッドホンを使うことで、 “自分の耳を育てたい”——そう思い、購入することにしました。
✅ まとめ
映像編集を始めたばかりの私にとって、機材選びはすべてが手探りでした。 その中で「音を正しく聴く環境を整えること」が、編集の質と自信に直結することを学びました。
SONY MDR-7506は、プロの現場で使われてきた長年の実績と、映像編集に必要な機能を兼ね備えた信頼できる1本です。
これからナレーションやBGMの編集など、より繊細な作業が増えていく中で、 このヘッドホンが“耳のパートナー”になってくれると感じています。
ヘッドホン選びに悩んでいる方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

「SONY MDR-7506の収納状態と付属ポーチ」
カールコードもすっきりまとまり、収納袋にぴったり収まります。